ストループ効果とは?
いきなりですが、
この下の言葉なにか違和感があると思いませんか?
赤字で青と書かれているものと
青地で赤と書かれているもの
さてどちらが”赤い”ですか?
どうでしょう。何とも言えませんね。
このように、目に入る2つの異なる情報(この場合なら、色と文字の情報)が干渉し合い、人に混乱を与えてしまう状態、これを”ストループ効果”といいます。
他に例を挙げますと、
あるWEBサイト上に
「大人気のセミナーです。」と書かれたコピーの横に
ほとんど人数のいないスカスカな写真を使っていたとしたらどうでしょう?
激しい違和感を感じますよね。
そのサイトを訪れたユーザーなら、「なんか信用できないな」
と思われて、ページから離脱する可能性が高くなります。
それを防ぐためには、ユーザーを混乱させないように、
情報同士に整合性を持たせる必要があります。
ちなみに、広告業界では
“トーン&マナー”
という言葉があります。
これは、広告が生み出す雰囲気や世界観を表す言葉なのですが、
(トーンとは調子や様式を表し、マナーは手法や流儀を表す)
WEBサイトや販促物など全てのコンテンツのイメージを一定に保つことが
重要であるといわれています。
なぜ重要なのかと言うと、毎回掲載する広告の表現がバラバラだったり、
会社のコーポレートカラーと販促物の色が違っていたりすると、
どこの会社か?、何のブランドなのか?認識されなくなってしまうからです。
逆に、トーン&マナーがきっちり守られていると
ロゴマークがなくても、どこの会社か、何のブランドなのか、またそのブランドらしさが感じ取れ、ひいてはブランド力の強化につながります。
雰囲気やイメージを一定に保とうとすれば、当然情報の整合性が保たれていないといけません。
整合性が保たれていなければ、ユーザーに不信感を与える事にもつながります。
WEBサイトや販促ツールなどの制作をするうえでも、ブランド力を強化するためにも、情報の整合性を保ち、ユーザーを混乱させてはならないということを
是非知っておいて頂ければと思います。