通販チラシ分析17 化粧品(洗顔)

こんにちは。
Marketingstock管理人です。

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、ファンケル洗顔トライアルキットの通販チラシを分析してみました。
今回の分析も色々な学びや気付きがありました。
(※独断による分析ゆえ、絶対これが正しいというわけではなく、間違っている部分があるかもしれませんが、あくまで参考ということでご覧ください)

ではさっそく見ていきましょう。

表面

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表面分析

1.キャッチコピー
7秒に1本売れている!!
使い続けたいという方97%!!
人気と実力のマイクレがパワーアップして新登場!

「7秒に1本売れている!!」
「使い続けたいという方97%!!」
「人気と実力の」
これらの単語からわかるように、実証訴求型のキャッチコピーである。

販売実績のあるマイクレという商品の新しいバージョンのようだ。

なので、この広告のターゲットは、
●以前からマイクレを知っていて興味はあったが使ったことのない人、
●多くの人が使っているという実績を知って、自分も使ってみようと考えるフォロワー層
が考えられる。

2.お客様の声
キャッチコピーが実証訴求型であるのと同様に、中央の商品写真の周りにお客様の声を配置して、全体的に多くの人が使って満足しているという実証訴求型の広告となっている。

3.オファー
通販限定 無添加洗顔トライアルキットが通常1650円のところ980円+送料無料+
オリジナルコスメボックス(数量限定)
となっている。

4.レスポンスデバイス
フリーダイヤル、URL、QRコードが記載されている。

裏面

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裏面分析

5.裏面キャッチコピー
「落とすだけじゃない!うるおい肌に変わる!」
チラシ表面の「人気と実力の秘密は?」のコピーに対する回答になっている。
そして、詳細がその下の2つの商品説明となる。

6.商品説明
左側商品:マイルドクレンジングオイル (メイク落とし)
右側商品:洗顔パウダー (化粧前の洗顔)

左側のマイルドクレンジングオイルのパーツには
●クレンジング力が抜群であること
●クレンジングの際の摩擦がないこと
●うるおいがキープできること
これらについて、イラストやグラフ数字を用いて表現している。

特に、クレンジングストレス・ゼロ(落ちにくいマスカラもなぞるだけでするんと落ちる)というのが、この商品の一番の特徴のようだ。

右側の
洗顔パウダーのパーツについては
●洗顔後の化粧水の浸透感について、一般洗顔料と比較
●うるおいキャッチャー(NMF)を守って洗うことについて
●濃密もっちり泡が肌を守りながら汚れを落とすこと
これらについて、イラストや写真を用いて表現している。

とくに濃密もっちり泡の上に卵をのせ、弾力がすごいということを写真によって可視化している。

このように、アピールしたいことの根拠として写真は一目瞭然の効果がある。

ちなみに、このチラシではNMFを”うるおいキャッチャー“と表現しているが、
NMFとは、天然保湿因子のことで、英語で表すと、Natural Moisturizing Factor
(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)となり、頭文字をとってNMFと記される。

このチラシでは、独自にうるおいキャッチャーとネーミングしている。読み手にとっては、”天然保湿因子”と書かれているよりも”うるおいキャッチャー“の方がイメージしやすいのだと思われる。

7.オファー
通常1650円がこのチラシ限定で980円で送料無料となっている。
また、数量限定オリジナルコスメボックスがプレゼントとなっているが、
何個限定なのかが書かれておらず、限定性を考えると少し弱い。

限定に関しては、人数の限定、期間の限定などがあり、申し込むチャンスを逃すとほしいものが手に入らなくなるという危機感を生み、見込み客を行動に駆り立てる効果がある。

8.レスポンスデバイス

申し込み方法として、フリーダイヤル、ファックス、QRコード、HP、はがきが用意されている。また、納期、支払い方法などそれぞれアイコンを記載し分かりやすいし、具体的にどのように行動したら良いのか分かりやすくまとめられている。

ハガキ横の
「ハサミ不要!手で切れます」というコピーも心配りが効いている。
このように小さい部分での心配りが行き届いており、申し込む人がストレスなくスムーズに申し込める仕組みは非常に参考になる。

他には、
●美容相談室で、化粧品についてのやカウンセリングが受けられること
●ポイント還元、
●満足できなければ無制限に返品交換Ok
など購入する際の心理的負担を軽減する仕組みがされている。

ハガキでは、在宅・不在に関わらず受領印不要、
置き場所が9通り指定できるというきめ細かさは特筆すべき点である。

9.気づいた点

「メイク落とすのにストレスがあるし、面倒」という必要性(ニーズ)
「洗うたびに肌がうるおったらいいなぁ…」という 欲求(ウオンツ)
を兼ね備えている商品なので、人気があるではないだろうか。
必要性と欲求については、ニーズとウオンツを引き上げ、高く買ってもらう方法に書いているので、興味があればご覧ください。

最後に…

いかがでしたでしょうか?

このチラシの商品は、どちらも【汚れを落とす×肌が潤う】という機能をもった商品ですが、
使うシーン(メイク落とし→夜、洗顔用→出かける前)が違うので、セットで販売しても成立するんですね。
いろいろ勉強になりました。

是非参考にしてみてください。

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