ブランディングとは何か?

こんにちはMKstock管理人です。

あなたの扱っている商品サービスをお客さんに選んでもらうためには、他社との圧倒的な差別化が必要であることは、これまで何度かお伝えしました。

なぜ差別化する必要があるのかと言いますと、他の商品サービスとの違いが分からなければ
価格しかその違いを出せなくなり、中小企業が絶対に陥ってしまってはいけない価格競争という泥沼にはまってしまうからです。

どのように差別化するのかと製品やサービスをいじる方法、スタッフによる差別化など幾つか有効な方法をお伝えしました。

ですが、これらはやろうと思えば他社もマネできるものですし、圧倒的な差別化を図ったと思っても
すぐ他社がまねしてイタチごっこになる恐れもあります。

実はこれらに比べ圧倒的な差別化を築けて長期的な売り上げをもたらす差別化の方法があります。

それが【ブランディング】です。

「なんだまたブランド論か」
「うちは中小零細だから関係ないよ…」

とおっしゃる方もいるかもしれません。

たしかに大きい書店などに行けばブランドに関する書籍はたくさん出ています。
アマゾンでブランド戦略と検索するだけでも1000件以上も書籍が存在することが分かります。

しかし、ブランド論ほど情報が玉石混淆していて、専門的にこれを職業としている方以外にとっては
はっきりわかりにくいし、やっても効果があるのかわからないというものはありません。

ブランディングとはいったい何なのか?

ブランディングとは
ブランド+ingということで、ブランドにしていくということ。

ブランド戦略と言ったりもします。

ブランドとはよく聞く言葉ですが、その起源は牛の刻印が由来と言われています。

その昔、ヨーロッパにて、放牧している数ある牛の中から、所有者が自分のものだと証明するために牛に刻印したことが始まりとされています。

ちなみに、ブランドというとどのようなイメージがあるでしょうか?

ルイビトンやシャネルといった高級なイメージ?
あるいは、ユニクロ、マクドナルドといった誰でも知っている企業のイメージ?

とかくブランドというと大企業が行っているイメージが強いですが、実は中小零細企業にこそ必要なものであります。

ちなみに、冒頭でお伝えしました差別化の方法は自社側からの視点になりがちになりますが、
ブランディングはお客様あってこそ成り立つものです。

現在、巷にあふれる商品サービスを競合他社と違うものだとお客さんに認識してもらうために必要なものとなっています。
そこでブランディングをする必要があるのです。

つまりブランディングすることで圧倒的な差別化を図り、長期的な売り上げを上げることが可能になるのです。

だからこそ、中小零細企業こそブランディングが必要なのです。

ではどのようにブランディングを行うのかについてお話しします。

ブランド認知について

まず大事なのはお客さんに認識してもらうこと
これがなければブランドとは言えないし、他社との差別化も意味がなくなってしまいます。

例えばあなたが街に出て赤地にMのマークを見たら
マクドナルド
と分かりますよね。

これブランドとして認識されているということです。

中小零細企業の場合はどうするか。
マクドナルドのように、ほとんどの人が知られる必要はありません。
その中小零細企業の技術や商品サービスを必要としている人にだけ知ってもらえばそれはブランドとして認知されていることになるのです。

これを専門用語で「ブランド認知」といいます。

では知ってもらうだけでいいのか?というとそうではありません。
知ってもらい、それが結果的に見込み客の購買行動に結び付き、
長期的な売り上げにつながらないとやっている意味がありません。

認知にも段階があります。

まず知ってもらうことが大前提。

その次に、ブランドが目に見える形になったもの(商品、ロゴ、販促物、キャッチコピー、などなど)
に接したとき「あっこれは○○だ」(○○はブランド名)とブランド名を思い出してもらうこと
これを【ブランド再認】と言います。

その次に、お客さんがあるニーズ(悩み不満欲求)が刺激されたとき思い浮かぶ存在になること
これを【ブランド再生】といいます。

ブランドとして認知される目的はこのブランド再生のためにあります。

ブランドの構築

ブランド再生のためにどのようなことをする必要があるのか?

ブランド再生されるためには、前提として先にブランド再認で知ってもらうこと。その際、企業側としてはお客さんに「こう思われたい、思ってほしい」という思惑があります。これを【ブランドアイデンティティ】といいます。

何らかのニーズを抱えているお客さんに、
自社の商品サービスを、このように思ってほしいという思惑(ブランドアイデンティティ)を実際に目に見える形で提供し、ブランドを体験してもらう必要があります。

その結果、お客さんはその商品サービスを見たり、触れたり、聞いたり、実際に商品を試したりすることで、ブランドイメージというものを持ちます。

簡単に言うと、こう思われたいという企業側の思惑(ブランドアイデンティティ)とお客さんのニーズを結びつける活動がブランディングになります。

お客さんのニーズとこう思われたいという企業のブランドアイデンティティを結びつけるためには、なんらかの接点(コンタクトポイント)が必要です。
つまり、お客さんに様々な場面を通じブランドと接触するきっかけをつくること。これをブランド体験といいます。

ブランド構築するには
ブランド構築は上記で説明しましたブランドアイデンティティをつくっていく作業になります。

ではどうやって構築していくのか?
それは次回でお伝えします。

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