土日にまとめて10冊以上本を読む方法
こんにちは。
平日は忙しくてなかなか本を読めないというあなたに、
効果的に素早く本を読む方法をお伝えしようと思います。
私自身は平日忙しくて、なかなか本を読む事が出来ません。
ですので、だいたい土日にまとめて5冊、
多い時には10冊ほど本を読むようにしています。
読む本はほとんどビジネス書で、小説はほとんどと言うか、全く読みません。
人間心理を知る為には、本当は読んだ方がいいのですが…
ところで、本を読む目的としては、
「娯楽目的」「情報を得る」「理解度を深める」
という目的があります。」
今回は、情報を得る、理解を深めるための本の読みです。
参考になるかどうか分かりませんが
私がやっている方法をお伝えしましょう。
本の読み方(管理人の方法)
STEP1.土日祝日を利用して図書館に行きます。
STEP2.読みたい本、必要に迫られて読まないと行けない本をピックアップします。
ピックアップする方法としては、
- パラパラとページをめくり、分かりやすそうか、自分に役に立ちそうかを判断します。
- 次にページ巻末の著者の経歴をチェック。(自分の調べたい分野で実績を上げている人なのかどうか?机上の空論ではなく、実践して結果の出している人かどうかをチェック)
STEP3.ピックアップした本を実際に読みます。
おすすめは、30分もしくは50分ごとにタイマーを使って 本の大事な箇所のみを読んでいきます。
読み方としては、
- まず本の目次を読んでだいたいこういう内容だろうなと考えます。
ビジネス書であれば、小説と違って、論理構成がしっかりしているものが多いので、
目次の構成を読めば構造が分かるものが多いです。 - そして、はじめと巻末を読む ここで、だいたい著者がどういう事を主張しているのかがおぼろげながらも分かります。
- 次に、目次の中で興味があるもの、引かれたものをピックアップして
その箇所のページを読んでいきます。 - あとは、各章のはじめとか終わりに、まとめが書いてあるケースが多いので
その部分を読むだけでもいいかと思います。
これでだいたい早ければ30分、少し時間をかければ60分くらいで
ビジネス書1冊ぐらいは読むことができます。
ただし、分からない単語が多い場合や、全くその業界の事を知らない場合は、
前提となる知識がない状態なので、早く読んでも全く頭に入らないと思います。
そんな時は、まずその分野の入門編を何冊か読んで、予備知識を得た上で
基本原理的な(その分野での教科書的なもの)を読むことをおすすめします。
いきなり、成功者の特殊な内容(その人にしか出来ないノウハウなど)を読んでも、
読んだだけで実践するのは難しいと思います。
成功者の特殊な内容は応用篇として、まず基礎が分かった次の段階で読んだ方が
効率はいいかと思います。(たぶん意味も分からない)
ちなみに、フォトリーディングなどの速読法もありますが、私もなんどかやってみましたが、
文章を画像のように読み取り、右脳に情報をインストールなんてことは、
全く出来ませんでした。
まあ、本の読み方は、人それぞれですし、自分に合ったやり方でやれば方法はこだわらなくていいと思います。 重要なのは、読むだけではなく、メモを取って実際の仕事や生活に活かせるようにしないと行けません。
どのタイミングでメモを取るかという決まりはないですが、
私の場合は、読んでいる時にためになったページに付箋をつけていき、
最後に付箋の箇所についてメモを取る方法をとっています。
図書館の本ではなく、自分が購入した本であれば、赤ペンを使い、線を引いたり
マルで囲んだり、ページの端を折ったりします。
また、読んでためになった本であれば、その著者が出している本を読破し、
著者の考え方のバックボーンになっている行動や参考にした文献を探るのもおすすめです。
最後に、私が参考にさせて頂いた佐藤優氏の本の読み方をご紹介しましょう。
佐藤優氏に学ぶ本の読み方 【読書の技法(東洋経済)から抜粋】
佐藤優著 読書の技法(東洋経済)から、特に参考になった部分をメモしました。
佐藤氏は月平均300冊!、多い月は500冊以上!!も本を読んでいるそうです。(驚愕)
- 本には3種類ある
「簡単に読む事が出来る本」「そこそこ時間がかかる本」「ものすごく時間がかかる本」
- 速読の目的は、読まなくてもよい本をはじき出す事
(一生で読めるほんの数は限られている)
- 熟読する本は最大月10冊
- 本を選ぶ時は、書店員を利用する
- 基本書は、3冊、5冊と奇数にする。
1冊だけに頼ると、その本の著者の学説が偏っている事もあるから。後で気付いてもそれを補正するのに、時間と手間がかかる。
- なぜ選ぶ本の数を奇数にするのか?
2冊、4冊だと仮に定義や見解が真っ二つに分かれると読者自身が判断しないといけないから。ただし、この方法は、知の技法としては、正しくはない。あくまでも暫定的。
- 上級の応用知識をつけようと欲張らない
自分の学力を客観的にとらえず、消化できない本を読んで時間を浪費する。
大切なのは、自分の知識の欠損部分を知り、それを補うこと。
- 現実の出来事を説明できないなら、本物の知識は身に付いていない。
重要な事は、知識の断片ではなく、自分の中にある知識を用いて、現実の出来事を説明できるようになること。
【熟読の技法】
- ほんの真ん中くらいのページを読んでみる。
真ん中あたりのページはそのほんの一番弱い所。
あえて、この一番弱い部分をつまみ読みすることで、
その本の水準を知る事が出来る。
- 熟読の要諦は、同じ本を3回読む。
基本書は、最低3回読む。
- 第1回目は線を引きながらの通読
第2回目はノートに重要箇所を抜き書き
第3回目は結論を3回読み、再度通読
【速読の技法】
- 超速読 1冊を5分で読む
普通の速読 1冊を30分で読む
- 超速読の技法
5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる
この時文字は読まない。ページ全体を眺める。
- 超速読の2つの目的
1. この本が自分に取って有益かどうか?時間をかけて読むに値するかどうかを見極める。
2. 「この本はこの部分だけを読めばいい」「この箇所を重点的に読めばいい」という当たりをつける事。
注意点として、すでに充分な知識がある分野か、一応の基本知識を持っていないと速読しても得られる成果はほとんどない。
知らない分野の本は超速読も普通の速読も出来ない。
- 普通の速読の技法
完璧主義を捨て、目的意識を明確にする(時間は有限であり希少財)
- 雑誌の場合は、筆者が誰かで判断する。
定規を当てながら1ページを15秒で読む
(内容に引っかかってしまい、同じ行を何度も読み直すのを防ぐ)
- おおざっぱに理解・記憶し、「インデックス」をつけて整理する。
「あの本のあの部分に、こういう事が書かれていた」というインデックスを頭の中に整理しっ作る事が最も重要になる。
その意味で、普通の速読は、インデックスを付ける読み方と言える。
【小説や漫画の読み方】
- リラックスする為の娯楽の読書は、無駄ではない。
(リラックスして働くエネルギーを蓄える事は、仕事の為にも最も需要な事)
- 漫画は動機付けに使えるが、知識を身につけるものではない。
(そこで描かれている事実を鵜呑みにしないこと。)
- 佐藤氏の漫画の読み方
「社会の縮図」「人間と人間の関係の縮図」として読む
- 小説の読み方
小説は「代理経験」としても読める
論理的能力は、社会科学や哲学によってつけることができる。
これに対して、犠牲にされる人々の伊丹を感じ取る能力は、
具体t機な人生体験だけでなく小説を読み、他者の心理を代理経験する事によって育まれる。
- 社会や人間を理解するには2つの方法がある。
一つは【学術】的な道であり、社会科学や人文科学によって獲得できる。
一つは【心情】的な道であり、小説を読む事で獲得できる。
学術的な知識を積み重ねるとともに、小説を読む事で
体系知が身に付く。
ここまで
他にも、ノートの取り方や知識の欠損部分を補う目的の教科書や参考書の使い方などや著者の職業作家としての、日々の過ごし方等大変ためになりました。
現在、速読に取り組まれている方にもおすすめできる本です。