誤ったヒューリスティックを避けるために必要な「情報を見極めるための10か条」

こんにちは。

MarketingStock管理人です。

先日ヒューリスティックによる意思決定について
の記事をお伝えしました。


ヒューリスティックによる意思決定について

この記事の中で、誤ったヒューリスティックを避けるにはどうすればいいかを記載しました

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誤ったヒューリスティックを避けるには?

商品を購入する場合であれば、次のような対処法が考えられます。

●イメージに惑わされず、商品の内容を詳しく調べ吟味する
●成分内容について詳しく調べる
●企業の発しているメッセージが正しいのか正しくないのか
なぜそう言えるのか?その根拠、証拠を調べる
●消費者としてもっと賢くなる
●中心経路でものを考える
●本当に自分に必要なものかを考える
(他の人には役に立っても、自分には合わない場合があることを知っておく
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今回はその補足として、非常に参考になるWEBサイトがありましたので、
内容を抜粋してご紹介いたします。

~情報を見極めるための10か条~
1.「その根拠は?」とたずねよう
2.情報のかたよりをチェックしよう
3.数字のトリックに注意しよう
4.出来事の「分母」を意識しよう
5.いくつかの原因を考えよう
6.因果関係を見定めよう
7.比較されていることを確かめよう
8.ネット情報の「うのみ」はやめよう
9.情報の出どころを確認しよう
10.物事の両面を見比べよう

それぞれ説明していきましょう。

1.「その根拠は?」とたずねよう
→情報発信者がなんらかの主張をしているのなら、なぜそう言えるのか?根拠は何か?を調べましょう。

2.情報のかたよりをチェックしよう
→情報は発信者のフィルターがかかっていると考えた方がいいです。
新聞でも朝日新聞なら朝日新聞の独自のフィルターがあり、産経新聞には産経新聞のフィルターがかかっています。
個人でも企業でも発信される情報に多少なりとも偏りがあるという前提で、情報に接した方がいいですね。

3.数字のトリックに注意しよう
→具体的な数値を出されるとついつい信用してしまいがちですが、
その数値が本当に正しいものかどうかは調べてみないと分かりません。

4.出来事の「分母」を意識しよう
→広告でよく見かける表現「○○%の方が効果を実感!」←これ一体何人を対象にして、どのように選んだ人たちなのでしょうか?

5.いくつかの原因を考えよう
→起きている現象ではなく、真因は何かを探ることですね。「なぜ?を5回繰り返せ」とか聞かれたことがあると思いますが、
そうすることで、本当の問題点を発見することができます。

6.因果関係を見定めよう
→因果関係とは、原因と結果の関係のこと。こうしたからこうなったというやつですが、
短絡的に因果関係を決めつけないことです。原因は別のところにあるかもわからないからです。

7.比較されていることを確かめよう
→製品の優位性、効果は他と比べないと証明できません

8.ネット情報の「うのみ」はやめよう
→いうまでもありません。まさに誤ったヒューリスティックに惑わされてはいけないということです。自分で確認しましょう。

9.情報の出どころを確認しよう
→情報発信者が誰で、何に所属しているのか?金の出どころはどこなのか?を突き詰めると

10.物事の両面を見比べよう
→物事にはすべて両面があります。メリットとデメリットを比較してから冷静に判断をしましょう。

詳しい内容については、
ご自身でお調べいただきたいのですが、誤った情報に影響されないためにも、ご一読することをおススメいたします。


http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/hint/index.html

ちなみに、この情報は厚生労働省が運営している統合医療に関するWEBサイトに掲載されているものです。

統合医療というのは、西洋医学と代替医療と呼ばれる西洋医学以外の医療(東洋医学、インドのアーユルヴェーダ―、
そのほかの民間療法)を複合的に組み合わせて、患者に合わせた最適な医療のことをいいます。

がん治療では、これまで手術、放射線治療、抗がん剤を代表とする標準治療が一般的でしたが、末期がん、転移性のがんの場合、
標準治療では対処できないケースが多々あります。そんな中効果的治療法として注目されているのが、統合医療です。

なぜ統合医療についてのWEBサイトなのに、情報を見極めるための掲載されているのかというと、
健康や医療の情報は発信者によってバラバラで、一つの情報をうのみにすることが非常に危険だからです。

上記の10項目の中の8番目に該当しますね。

”医者の言うことは正しい”

多くの人はそう思っています。
私もそう思っていました。

が、しかし、
必ずしもそうではない。

私は幼少期から30数年にわたり、ずっとアトピーで苦しんできました。
特に社会人になってからが特にひどくなり、皮膚が完全に崩壊し、片目も失明しかけました。

これは医者のいうとおりにステロイド剤を使っていたからです。

ひどいのは病院に診察に行くと、ろくに体の状態を見ずに
今日は何の薬が要りますか?
と薬の処方をするだけで、20秒ほどで診察が終わることもしばしば。

これはどの大学病院でもその傾向がありました。

また、私のアトピーがかなり重症で、皮膚の状態が異常だったので、
若い先生が学会に発表したいから皮膚を採取させてくれと言われて、
メスを使って皮膚を切り取り、何針も縫い、真夏なのに包帯をまいて風呂にも入れないという

ような目にあったこともあります。

このようなことがいくつも起きて、普通の日常生活を送ることも困難になり、
皮膚科の医者の言うことを全く信用しなくなりました。

私は現在、重度の症状からなんとか脱出でき、まだ完全ではないのですが、
普通の日常生活を送れるようになりました。

私がどのようにして重度のアトピーから脱出できたのか?
それは、自分でアトピーのことを調べまくって、いろいろ試して検証し、
最終的には、生活習慣の改善、食生活の改善、ステロイドのリバウンドを避けるために徐々に

薬を自分で減らす…などによって、脱出することができました。
(もちろん色んな人の応援や協力もあり、今でもすごく感謝しています。)

何が言いたいのかと言いますと、権威ある専門家などの情報であっても、
それが絶対正しいと
思うのはかなり危険で、かならず自分自身で情報を精査しなければならないということです。

権威ある専門家だから正しいことを言っているのではないし、
TVのニュースでやっていたから、真実だと思うのも危ういです。
儲かるビジネスだから投資しないか?←これも危ないですね。

ぜひこのブログをご覧のあなたも情報を見極める方法を意識してみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は誤ったヒューリスティックを避けるために必要な「情報を見極めるための10か条」
についてお伝えしました。

今回お伝えしたような内容はメディアリテラシーと呼ばれるジャンルのほんのさわりでしかありません。

日本ではこのようなことを教えるところはほとんど存在しませんが、海外特に欧米は力を入れています。

日本人は特に情報戦に疎いといわれていますが、その原因は教育で教わっていないからという面もあります。

情報の海に飲み込まれないためにも、一人一人が情報を見極め、
うまく活用する力が求められるようになるでしょう。

以上ここまで。

本日もお読みいただきありがとうございました。
ではまた。

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