【カリギュラ効果】禁止されるとなぜかやらかしたくなる心理

「今から言うことは、絶対他の人には内緒にしといてね」
といわれたらどう思いますか？

その話の内容にもよりますが、
思わず他の人に言ってしまいたくなる衝動に駆られた経験はありませんか？

私も以前、友人に「これは内緒にしといて」
と言ったにもかかわらず、いつの間にかそれがうわさになって
周りに広まっていた経験があります。

このように
しゃべるな！といわれても、なぜかしゃべりたくなる。
するな！といわれても、なぜかやってみたくなる。
見るな！といわれても、なぜか見たくなる。
行くな！といっても、なぜか行ってみたくなる。

そんな心理現象を”カリギュラ効果”といいます。

このカリギュラという言葉は、ローマ帝国の皇帝カリグラをモデルにしたアメリカ映画
『カリギュラ』が語源であまりにも過激なシーンが多かったため、
一部の地域で公開禁止になりそれがかえって多くの人の興味と関心を引いたそうです。

他にカリギュラ効果の例を挙げますと…

●週刊誌の袋とじ
●ホラー映画などで【心臓の悪い人は絶対に見ないでください！】などのコピー
●絶対に行ってはならない心霊スポット
●バラエティ番組のピー音
●エレベーターの非常ボタン
●男子禁制の女子会で語られる本音の数々
●「絶対他の人に言わないでね」と言われた内容
●不倫
●未成年者のタバコや飲酒

など色んな場面でかいま見ることが出来ます。

セールスレターなどでもこの効果を使っているのをよく見かけます。

例えば、ダイエット商品であれば

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というように、カリギュラ効果を使って、
買って欲しくない人の条件を明記することにより、
本当にその商品を必要とする人にだけ買って欲しいという
売り手の気持ちを伝えることで、
単に、「買ってください」とお願いするよりも効果的にアプローチすることが出来ます。

また、商品個数の限定や人数、購入期間の限定なども加えることにより
さらに効果的なアプローチも可能です。