【読書メモ】 巨人の肩に乗れ

ブレーン・ハッカー 巨人の「肩」に乗れ!―「新しいこと」を次々に考える“脳”! (East Press Business デイビッドマレイ著 本田直之訳)
アイザックニュートン「私はさらに遠くを見るために巨人の肩の上に乗った」

すばらしい知恵を借りる6つのステップ

建築のステップ

1.定義する:解決しようとしている問題を定義
2.借りる:似たような問題のあるところからアイデアを借りる
3.組み合わせる:借りてきたアイデアを結びつけ組み合わせる

進化のステップ

4.培養する:組み合わせた材料を培養して解決に導く
5.識別する:解決策の長所と短所を見分ける
6.育てる:短所を排除し、長所を伸ばす

問題の定義

新しいアイデアを生み出すには、問題を求めたり、探したりする
→割り当て と 観察

●割り当て 管理者と管理されるものの関係を決める
観察 パターンの創造と破壊を研究する
(カビの周りに細菌が繁殖してない部分があった→ペニシリンの発見)

●明確化した問題を解決する材料を集める
解決策は似たような問題のある場所で見つかる

●○○を解決するために、ABどちらを採用するべきかの決断
→問題全体を鎖のようなものとして考える
→一番弱いわっかはどこか?

「全ての問題は、それを解決に導くための種を宿している」

借りる

創造的である秘訣は、出所を隠す方法を知ること
どこからアイデアを持ってくるか

●借りる場所 
可能性の高いところからはじめる
ライバルからアイデアを借りると卑しい海賊
まったく違う業界から借りると、創造の天才といわれる。

「一人の作家から盗めば盗作になるが、
大勢から盗めば調査になる」 (脚本家 ウイルソン ミズナー)

●正反対のことをやる
例:コカコーラーに対抗して若い世代をターゲットにしたペプシ

●グーグルの検索
図書館から学んだ
参考文献の引用の概念

●ナッシュの経済学(ゲーム理論)
ポーカーの戦略を取り入れた

★アイデアは出所と組み合わせが全て

組み合わせる

メタファーを利用して、二つのアイデアをつなげて融合させ、新しいアイデアを作る

あるものを別のものと比べ、
頭の中でそれら二つの要素を組み合わせること

ヤフーのメタファー → 建築
グーグルのメタファー → 図書館

●メタファーを極めれば、創造的思考を極めることが出来る

●SF×神話=スターウォーズ

●メタファーはあるものを別の見地から描写することであって、
そのまま受け入れることではない

悪い例
穿孔手術(ロボトミー手術)

●思考を眼に見える魂のようなものと考え、やんだ思考を取り除こうとした

●ディズニーランドは映画の「ような」ものであり、
映画「そのもの」ではない

培養する

エドワードデボノ博士はj脳を「器に入ったゼリー」にたとえている

情報が入り込むと、ゼリーに湯を注いだようになる。
湯がゼリーにかすかな「溝」をつくり、そこを流れる。
似たような情報がまた入ると、すでに作られた「溝」にd流れ込み深くなる。
しばらくすると@「溝」はふかくなり、湯がその外を流れるのは難しくなる。
シナプス結合とは、このような溝のことであり、
繰り替えるほど、溝が深くなり、最後には思考の峡谷が出来てしまい、
そこからはずれて考えることは不可能になる。
だから、頭が何かに固定されると、
開放され、新しいあうデアタ斬新な視点を持つことは難しい
なので、時には有効な創造的思考とは
まったく考えないことや寝かせておく必要がある。

潜在意識による思考

影の自分との関係を気づくための3ステップ

1.インプット:潜在意識に必要な材料を与え、自問する
2.培養:意識に干渉されることなく、潜在意識に水面下で活動させる
3.アウトプット:新しく作られたアイデアを意識する。
自分自身に聞くための適切な環境を作る。

【インプットに関して】
潜在意識に何かを教えることは、
「筋肉の記憶を作る」練習が必要

ゆえに、以下を繰り返す
1.どんな問題を解決しようとしているのだろうか?
2.解決するためには、どんな解決策を借りることが出来るだろうか?
3.解決するためには、どんな組み合わせをすることが出来るだろうか?

【培養について】
培養のためには、意識を沈める概念が必要
→テーマを意図的に変える
歩くことを取り入れる
小休止することによって、
潜在意識と会話が出来るようになる。

また、眠ることにより思考の溝が洗い流され、
頭が掃除される。

考える脳である大脳皮質は感情を司るほ乳類脳
つまり、大脳辺縁系が進化したものである。
この二つは密接につながり、作用し合う。
考えが感情を作り、感情が考えを作る。

創造的な思考をするためには、
感情、同感汁かに気を使わなければならない。
感情=潜在意識の言葉

感情は、深い所にあるアイデアをとらえて引き上げる釣り糸のようなもの
創造的思考では、感情を利用する。
興奮し、怒り、喜ぶ事が必要。

想像を助ける3つのもの
フロイト的失言
フロイト的聞き間違い
フロイト的見間違い

電気音叉と共鳴装置を使えば、母音を再生する事ができる

母音は電線を使って再生できる と読み米が得た
(電話の発明)
誤解とは、しばしば潜在意識の声である。

以上、今回は
ブレーン・ハッカー 巨人の「肩」に乗れ!―「新しいこと」を次々に考える“脳”! (East Press Business デイビッドマレイ著 本田直之訳)
の内容についてご紹介しました。

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